秒速5センチメートル。
明里 『ねぇ、秒速5センチなんだって』
貴樹 『え、なに?』
明里 『今のなおすけの限界移動スピード。秒速5センチメートル』
貴樹 『ふーん・・・。明里そういうことよく知っているよね』
(アニメ 『秒速5センチメートル』より)
というわけで、筋肉痛により下半身の機能が完全に終わりました。誰かボクに車椅子寄付してください。
本題に入ります。
岡山マラソンに出場してきました。
(スタート直前のボク)
結果から言います。
無事完走いたしました!!!
わー わー パチパチパチ /
当初の目標、“30km”(前回記事をご覧ください)をなんと12.195kmも上回る“42.195km”という、これ以上にない記録を打ち立てることができました。ボクは今、泣いています。
完走賞のメダルと絵葉書
特にこのメダル!なんと岡山県の名産品、備前焼で作られています。これはうれしい!
それでは、いかにしてボクが完走することができたのか、さほど興味もないと思いますが、ダイジェスト版でお伝えしたいと思います。
スタート〜5km
生意気にも一番前に並んでやりました。
ひそかに出場しているという、小島よしおの姿は残念ながら見当たりませんでした。
走り始めると、「お、今日意外とイケそうだぞ?」と思い、少々飛ばしてしまいました。このときのボク、ほんとに死んでください。
10〜15km
歩きました。早くも「歩く」を選択しました。なんなら5km地点ですでに足が重くなってました。このとき、「やめる」という選択肢も浮かんでいましたが、ぎりぎりで思いとどまりました。
途中、沿道のおっさんと立ち話したり、ストレッチをしてみたりしながら、それでも一歩一歩前へ進み続けました。
15〜20km
ここから、軽い気持ちでフルマラソンに挑戦した素人が洗礼を受け始めます。
ポロポロと歩き出すランナーが増え始め、
「まったく、これだから素人は。」
と思いながら、一緒になって歩きました。
20〜30km
歩いたりところどころで休憩したりしたのが功を奏し、少しずつ走れるようになってきました。途中、ランナー限定のラーメンブースがあり、バカじゃねえの?と思ったりしながら自分のペースを刻みました。
30〜35km
完全に失敗しました。
ラーメンが腹にきました。
昨日の焼肉に引き続き、またも過ちを犯してしまいました。
人は、己の欲望には勝てない生き物なのだと、
改めて痛感させられました。
古代ローマの歴史家、クルティウス・ルフスはこう言います。
「歴史は繰り返す」
35〜42.195km(ゴール)
終盤、謎の力が降りてきて、
500人くらい抜いたと思います。
ほら、マリオカートでもよくあるじゃないですか。ビリを走ってても、キラーとかスターとかの有能アイテムが出て、異常な追い上げをみせるやつ。
それです。
まとめ
今回の件でボクが学んだことは、
何事にも事前の準備が必要だ、ということです。ボクは今、孫子の兵法を勉強しているのですが、敵に勝つためだけでなく、自分に勝つためであっても準備が必要だと思いました。
「彼を知り己を知れば 百戦危うからず」
ですね。
最後に、ボクがこの世で一番薄っぺらいと思う一言で締めくくりたいと思います。
「人生はマラソンだ!!!!」
ありがとうございました。
ちなみに…
今ボクが移動することができる限界速度、秒速5センチメートルでフルマラソン(42.195km)を行うと843900秒、
時間にして実に約234時間以上かかる計算になります!!
今回の岡山マラソンの打ち切りタイムが6時間なので、余裕で間に合いませんね。
それでは。