少しだけ、こわい話をします。
頭の良さは遺伝する。
最近、こんな文言をやたらと目にします。
これを聞いたとき、だいたいの人は「そんなことはない!」という希望的観測をするでしょうし、うすうす感じている人も「そんなことを言うのはナンセンスだ!」と思うことでしょう。
かくいうボクも「うるさい あっちいけ」と思ってしまいます。
しかし、事実は事実。
知能の遺伝率は7~8割と言われており(身長、体重の遺伝率より高い)、これは現代の科学においてほとんど説明できるそうです。
(なんだこの“知らぬが仏”感は。)
どれだけがんばってダイエットに励んでもなかなか痩せない人がいるように、どれだけがんばって勉強してもテストでいい点が取れない人はいるようです。そのへんは多かれ少なかれ、学生時代に実感したことがあるのではないかと思いますが。
この事実が当然のこととして認知され始めたとき、世の中はいったいどう変わっていくのでしょうか。
一番影響するのはやはり就職だと思います。
今でもコネや縁故採用はありますが、それがより増えていくだろうと思います。
よく知らない人を採用するリスクを負うより、身内を入れた方が安全だ という理屈です。
また仮にそんな時代が訪れれば、自分の能力値の限界(うわーやなことば。)を把握した上で、それに応じた職を見つけることが求められます。少なくとも今ほど自分のやりたいことができない環境にはなっていると思います。
やりたいこともやれないそんな世の中、POISONじゃないですか?
就職に限らず、その他にもさまざまな差別問題が起こることは想像に難くありません。
知識社会な現代では、運動の得手不得手は笑い話で済まされるのに対し、頭のいい悪いに触れるのはある種タブーとされてますからね。なにをもって頭がいいと言えるかはここでは言及しませんが。
少しボクの意見を述べるとするなら、こうならないためには知識社会が進んでいる現状をどうにかするべきだと思います。頭が良くない人間は不利な立場に置かれるという構造を変えてください。あ、自分のコンプレックスと心の声こぼしちゃった。
まとめ
テクノロジーや医学の発展によって日々さまざまな新事実が発見されていますが、それとどう向き合っていくかが今後も課題になるだろうし、考える癖をつけることが大事だと思います。あと情報を鵜呑みにしないこと(これが意外と一番大事)。
また一つ、社会に蔓延る暗黙の了解が増えたような気がするなあ。
しかしまあどう時代が変わっても、生きてて楽しい社会であってほしいと思います。
おわり。
(もっと深く知りたい方におすすめ。読むのはおすすめしませんが。)