Kindleのススメ。
どうも。お久しぶりです、なおすけです。
二週間ぶりの更新になってしまいました。
前回の更新から時が経ちすぎて、もう、いろいろと忘れてしまいました。ブログの書き方とか、昨日の晩御飯のこととか、道徳心とか。あと朝青龍の本名とか。
冗談はさておき、最近kindleを買いました。
要は、読書専用のタブレット端末です。本棚を持ち運んでいるようなものです。もちろん、本は購入しなければなりませんが。(wi-fi環境であれば本の購入もできます。)
はっきり言って、めちゃめちゃ有能です。有能ちゃんです。にもかかわらずボクは、この有能ちゃんの購入を決意するまでに何度も葛藤を繰り返しました。
◆「本は紙」という固定概念
そう、本は紙に限るんです。これは、kindleの利点を理解したうえで購入に踏み切れない理由堂々の一位だと思います。実際、ボクがkindle購入する以前に「今度、kindleを買おうと思っているんですよ」という話をすると、周りの人たちは皆口をそろえて「本は紙じゃなきゃ~」とか「ページをめくる感じが~」とか言って、あまりいい顔をしません。そしてそれはボクも同じ気持ちでした。
ではなぜ購入に踏み切ったか。
だって、使ってみなきゃわからないじゃないですか。
人は所詮、経験則でしか物事を語れないと思っています。経験以外のことから得られるものには限界が見えています。「アニオタ気持ち悪い」と言っている人は、一度でもアニメの世界を理解しようとしたことはあるのか?「パチスロする人はクズ」と思っている人は、一度でもパチスロの台の前に座ったことがあるのか?
そんな思い込み・偏見をボクはこれまで経験によって“確信”へと変えてきました。アニオタは最高(個人的見解)でパチスロはクソ(個人的見解)であるということは、経験した者にのみ許される主張です。
そんなわけで、kindleに半ば挑戦的な態度で購入を決めたボクですが、ここで購入前のイメージをメリットとデメリットに分けて整理しておきます。
<購入前>
メリット
- 片手で読める
- 持ち運びに便利
- 暗い所でも読める(ライト機能付きのもの)
デメリット
- めくった感じがしない
- 形として残らない(本を集めた感じがしない)
- 字や線を書き込めない
こんなところでしょうか。こうしてメリットとデメリットを並べてみると、デメリットがいかにしょうもないかがわかりますね。でもわりとしょうもなくないんですよ。本を読んだことがある、もしくは読んでいる人はわかると思いますが、デメリットの一つ目と二つ目は読書のモチベーションに大きくかかわってきます。
Amazonで購入手続きを済ませたボクは、新しい読書文化の幕開けを担う「発明」を閑かに待ちました。
届きました。
やはり新しい物を得るというのはいいものですね。テンションが上がります。
さっそく本をダウンロードし、一週間ほど使ってみました。経験したことにより気付いたメリット・デメリットは次のようになりました。
<購入後>
メリット
- 隙間時間に読める
- 語句の辞書が引ける
- 紙の本より若干安く買える
デメリット
- どのくらい読みすすめたかの実感が薄い
電車やバス移動のときだと、席についていない状態で紙の本を読むのは極めて困難です。本を広げるにはどうしても両手に頼ることになりますから。
しかしkindleなら片手で読めるため、吊革につかまった状態でも片方の手で本が読めます。結果、必然的に読書量が増えます。
さらに、以前は本を読んでいて知らない語句が出てくるといちいちスマホを取り出して調べていました。これが非常に手間で、活字を目で追う作業が中断され、語句を調べ終わって再び活字に目を戻せば、それまで積み上げてきた集中力はどこへやら。(スマホの普及による恩恵を“手間”と感じる、なんと贅沢な悩みよ。)
この手間を最小限に抑えてくれる機能がkindleにはついていました。至れり尽くせりとはまさにこのこと!
(聴いた者が思わずニヤけてしまうリズム、ではなかった。)
メリットばかりではなく、使用してみて気付くデメリットもありました。それが先に挙げた「どのくらい読みすすめたかの実感が薄い」です。
一応下の方に%表示があり、どの程度読みすすめたのかがなんとなくわかるのですが、紙の本のようにページの厚みを目、ないしは手の感触で確かめることができないことに物足りなさを感じてしまいました。
しかしこのデメリットを補って余りあるメリットの多さ、kindleを経験してみたボクから言わせてもらえば「断然アリ」です。かといって紙の本を卒業するかといったらそういうわけでもなく、今後は上手に使い分けていこうと思っています。
値段は少し高めですが、本をよく読む人にとっては、kindle価格で本が買えるのでがんばれば元もとれてしまうのではないでしょうか。少しでも興味が沸いた方は一度検討してみては。