なおすけの日記

23才のコピーライター

ばあちゃんとの約束。

こんにちは。なおすけです。

いつも「なおすけの日記」を読んでいただき、ありがとうございます。

 

先日、コピーライター養成講座で、記念すべき第1回目の課題講評がありました。

出されたお題は、

双眼鏡をもっと売るためのコピー20本

でした。

 

結果から申しますと、

9位でした。

 

課題講評では基本的に、10位までに入れば「金の鉛筆」がもらえます。つまり、なんとか滑り込みで一本もらうことができました。

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これで、また一歩、夢に近づきました。

評価基準や評価内容は言えませんが、提出したコピーを講師の方が丁寧に評価してくださいました。

誰もが一度は耳にしたことのある広告やコピーを世に排出してきた、広告界のスーパースター。そんな一流広告マンである講師の方に、120名以上の受講生の中から選んでもらえたことは、とても大きな自信になります。

 

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(今回登壇された講師のかたの書籍。)

 

そして、なによりもこの講評で嬉しかったのは、ボクが書いたあるコピーが評価されたことです。それがこちら。

 

病室は退屈だから。祖母に“景色”のプレゼント。

 

見てわかる通り、祖母のことを考えて書いたコピーです。病室で寂しそうにしている祖母を思い出しながら書きました。

 

 

急に話は変わりますが、 

もうすぐ祖母の一周忌です。

 

一年前のこの時期、祖母は大きな病気にかかり、病床に伏していました。当時ボクはまだ大学生だったので、なかなか帰省できませんでしたが、帰省した際は必ず入院している祖母のもとへ足を運びました。

生まれる前に祖父は亡くなっていたので、根っからのおばあちゃん子だったボク。帰省する度に弱っていく祖母の姿は、見ていてとてもつらかったです。

その日も、埼玉に戻る前にお見舞いに行きました。どういうわけか、その日の祖母は調子が良さそうでした。

元気な祖母の姿を見ることができ、安心しました。そして帰り際、冗談交じりに言いました。

 

「次に帰省するときまで、死ぬなよ!」

 

すると、期待した答えとは違う反応が返ってきました。

 

「ばあちゃん、それは約束できん!」

 

 

次にボクが帰省したとき、祖母は病室から実家に移り、二度と覚めることのない眠りについていました。

 

「ああ、ばあちゃんらしいなぁ」と思いました。

もしもあのときちゃんと約束していたら、その約束は果たされないままお別れすることになっていたかもしれません。

できない約束はしない。最期に人生の教訓を授けられた気がします。

 

話を戻します。

要するに、今回ボクが課題講評で選ばれたのは、祖母の存在のおかげだということです。だから、祖母と共につかみとった記念すべき最初の「金の鉛筆」は、祖母へ捧げようと思います。

 

そして約束します。

 

 将来、必ずや日本を代表するクリエイターになってみせます。