なおすけの日記

23才のコピーライター

ふらり瀬戸内ひとり旅 –直島編–

時刻は16時17分。

 

ついに最後の島、直島に到着しました。

直島に着いてしまえばこっちのものです。なぜなら、直島から岡山(宇野港)までのフェリーは20時過ぎまであるからです。

しかし、そうゆっくりもしていられません。

直島の美術館は、だいたいが17時で受付を終了してしまいます。

最後まで気が緩められないのです。

 

直島はなんと言っても、かぼちゃのオブジェ。

直島を知らない人も、また聞いたことはあるけど場所はわからない人も、草間彌生と、南瓜のオブジェぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。

(※ちなみに 犬島は岡山県、豊島・直島は香川県

もちろん、南瓜以外にも直島の魅力はたくさんあるし、南瓜目当てで直島を訪れたボクも直島のよさをたくさん発見しました。

 

地中美術館

スケジュールが押していたので、受付終了時間ギリギリに滑り込みました。絶対間に合わないバスにダメ元で乗ったのに、運転手のおっちゃんががんばってくれて、なんとか間に合いました。入館できたことが奇跡です。

上空から見ると、地中に埋まっているように見える美術館。主に三人のアーティストの作品が見られます。モネの作品とか。

 

◇つつじ荘

黄色いかぼちゃのオブジェが見られるところですね。夕方に到着したので、砂浜にポツンと佇む姿は、どことなく寂しそうでした。

 

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 作品に命を吹き込む草間彌生のアートワークに、脱帽です。

 

つつじ荘近辺は他にもオブジェがあり、

かぼちゃに人が群がっていてなかなか写真が撮れそうにないときは先にそっちを見て回るのもいいかもしれません。

 

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◇直島港 赤かぼちゃ

 

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こちらも有名な「赤かぼちゃ」さん。

毒々しい色使いなのに、どこか可愛らしさを感じるのが、世界中の人々を惹きつけてやまない理由だと思います。

どこがいいのかはよくわからないけど、なんかいいなと感じる物。そして、それを生み出す者。どちらも偉大だなあ〜

 

◇I♡湯

シャレの効いてる銭湯。疲れにも効きます。

ハードスケジュールをこなしてきた一日を締めくくるのに相応しいイベントです。

その名前から想像できる通り、建物も店内も遊び心満載でした。

男女の浴場を隔てる壁の上に、巨大な像が乗っかっているのには驚きました。

ただ、そんなびっくりな光景が霞むくらいの衝撃が、浴槽の底には描かれていました。

 

☆*:.。. 春画.。.:*☆

 

d.hatena.ne.jp

 

 

遊び心、あるぅ!じゃねーわ!!

浴場と欲情をかけた洒落ね。洒落になんねーよ!

お風呂でのタブー堂々の一位だわ!

 

江戸時代に描かれたものとはいえ、けっこうリアルに描かれているので、I♡湯を訪れる際はそれなりの勇気と覚悟をもって。

 

◇瀬戸内海との別れ

時刻は20時を回り、島全体が闇に包まれ始めました。

そろそろフェリーに乗らなければ本当に帰れなくなってしまいます。

たった一日で膨大な量の芸術に触れ、疲弊しきった身体を大型旅客船に運びます。

 

展望席に出て、港から見える直島の風景をぼんやり眺めていると、夜の潮風が疲れた体を優しく労ってくれました。

後ろを振り返れば、海の向こうにはライトアップされた瀬戸大橋が見えました。

 

この瞬間は、今日一日に対する、いや、これまで自分なりの道を歩んできた二十数年間に対する最高のご褒美だと感じました。今までの時間はこのときのためにあったのかもしれないと、そう思えるくらいに美しい時間でした。

これから先も、そのときどきでしか出会えない「人生最高の瞬間」を見つけていけたらなと思います。

 

みなさんにも、ぜひ瀬戸内海に浮かぶアートに触れて、新しい世界を感じてもらえればと思います。一日で三つの島を回ることはあまりお勧めしませんが、宿泊費をかけたくない方、時間が限られている方はボクのプランを参考にどうぞ。お土産代を含め、3~4万あれば十分足ります。(ボクは3持っていって5,6千円余りました。)

 

もうすぐお盆なので少し混むことが予想されますが、興味のある方はこの機会に行ってみてください。

 

次はどこ行こうかな。

 

 

終わり。