過去の自分から手紙が届いたので読んでみた。
みなさん、お盆はいかがおすごしでしょうか。
ボクはこのお盆期間を有意義に過ごすため、
まずスーパーで大量のお菓子を買い溜めしました。
自宅に戻り、六畳一間を冷房でキンキンに冷やすと、
みんな大好きYouTubeを開きます。
準備は万端。さあ!
最高の夏の始まりです。。。
まあそんなことはどうでもいいのですが
今回は、小学校6年生の自分から手紙が届いたという話です。
実はこう見えて、ボクにも小学生だった時代があります。
小学生だったころのボクは、それはそれはかわいかったです。
もちろん今のボクもしっかりかわいいのですが、それに負けず劣らずのかわいさでした。
身長が低かったため、背の順で並ぶときはいつも前のほうでした。たしか前から3番目くらいだったかな?あらまあかわいい。
さて、読売ジャイアンツのV9時代の話はこのくらいにして(あれ、そんな話はしてなかったっけ?)、手紙の話に戻ります。
そもそもこの手紙は、ボクのもとに届いたのではなく、まず実家のほうに届いていました。ときは2017年5月、五月病で生きる希望を失いかけていたボクのもとに、突然親から電話がかかってきました。
「小学校の先生から手紙きとるよ」
最初なんのことだかわかりませんでしたが、すぐに「ああ、たぶんあれかな」と思い出しました。
そして、ここ数日のあいだ実家に帰省していたので、大切に持ち帰りました。
この手紙がどんなものか説明しておくと、
小学校6年生のもうすぐ卒業するという時期、
未来の自分に何か残せないか。という考えから生まれたもので、
20歳の自分にむけて書かれた手紙です。
手紙は担任の先生が預かり、20歳になったタイミングで郵送されることになっていました。
それでは、いざ開封!
……の前に。
ただ開封するだけじゃ面白くないので、小6のボクが当時、
どんな手紙を書いたのかを予想することにしました。
記憶の断片を必死に辿り、当時の自分を思い出します。ああ、あんなことあったなあ。そういえば、こんなこともしたっけ。
完成した予言の書がこちら。
なんか、全然思い浮かばなかった。。。
小6の自分がなにを考えてたかなんて、見当もつきません。
おそらく、小4から始めた陸上についてのことだとは思いますが……。
10年前の自分なんてもはや別人でしょ。
未来の自分に向けた手紙にしては、かなり淡白で薄情な文面を作成してしまいましたが、それではいよいよ、開封といきましょう。
果たして幼い日の本田少年は、成人を迎えた本田氏に、いったいどういうメッセージを送ったのでしょうか。
◆開封
過去のボクからの手紙。
そして、もう一枚手紙らしきものが。
先にこっちを開いてみました。
どうやら、当時の担任だった青山先生からの手紙のようです。
青山先生。懐かしいなあ。
小6の頃は楽しかったなあ。6年C組だったっけ。
いいクラスだったなあ。
素敵な大人をやれてる気はしないけど、ボクは元気でやってます。
そして、気になる本田少年の手紙がこちら。
20歳の自分へ
陸上がんばっていますか。勉強がんばっていますか。
それとも、他のことをしていますか。
ぼくの予想は陸上で箱根駅伝という大会に出ていると思います。
努力して1位を取れるようにがんばってください。
1人暮らししていますか。犬か猫を飼っていますか。
生活が大変だと思いますが体調に気を使ってください。
さようなら。
三月十九日(月) 過去の本田直之より
なるほど。
なんか…なんだろう、この感情。なにをどう言い表していいのか。
いろんな思いが心の奥底から湧き出てきました。
気づけば、筆をとっていました。
10年前の自分へ。
陸上は、やめました。今はコピーライターという職業を目指しています。
陸上とは全然関係のない人生を歩み始めました。
箱根駅伝には、出られませんでした。
大学4年間、なんとかあがいてもがいてみたけど、無理でした。
夢は叶いませんでした。ごめんね。
ただ、次の人生の夢は、絶対に叶えるつもりです。
1人暮らし、してますよ。賃貸なので、犬も猫も飼えませんが、
それなりに楽しく生活しています。
これからも体調に気をつけてがんばります。ありがとう。
8月13日(日) 未来の本田直之より
◆まとめ
昔の自分が今の自分を見たら、きっと意味が分からな過ぎて困惑すると思います。
コピーライターってなに?とか、陸上やめたの?とか。
今の状況をどう説明しよう。そんなことも考えてみると意外と面白かったです。
たぶん、こうならないようにもっと陸上がんばるんだろうなー。
今の自分は、過去の自分が描いた理想とはほど遠い。
けど、
今のボクが不幸かといえば、全くそんなことはありません。むしろ毎日が楽しくてしょうがないです。過去の自分も現在の自分も、ボクは好きです。
未来に希望を見ながら、いま与えられている時間を全力で生きる。これからも、ずっとそうでありたいと思いました。
最後に、このような機会を与えてくださった恩師の青山先生に感謝します。
どうもありがとうございました。将来、立派になって必ずまた会いに行きたいと思ってます。そのときはよろしくお願いします。
30歳の自分は何してるかな。楽しみだなあ。